サーモンのソテー 焦がしじょうゆソース
キャラメルクリームのようなコクのあるソースにフワッと香る、しょうゆと黒こしょうの風味が絶妙!サーモンは皮をカリッと、身はしっとりと焼き上げてそれぞれのおいしさを際立たせます。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・サーモン (切り身) 2切れ(220g)
- ・カリフラワー 120g
- 【焦がしじょうゆソース】*つくりやすい分量
- 【A】
- ・みりん 大さじ3
- ・しょうゆ 大さじ1+1/3
- ・黒こしょう (粒/粗くつぶす) 小さじ1/2(2g)
- ・生クリーム (乳脂肪分42%) カップ1/2
- ・ブランデー 少々
- ・ディル 適量
- ・バター (食塩不使用) 15g
- ・塩
- ・オリーブ油
つくり方
サーモンは1切れにつき皮側に塩3つまみ、身の両面に塩1つまみをふり、10分間ほどおく。
皮に多めの塩をふって水けを引き出しておくと、カリッと焼ける。また、魚のくせが抑えられるというメリットも。
カリフラワーは小房に分け、縦半分に切る。それぞれ断面にスライサーの刃を当てて1枚ずつ薄切りにし、トッピング用にとりおく。
残りのカリフラワーは耐熱皿に並べて水少々をふる。ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)に1分20秒間ほどかけて水けをきる。
カリフラワーは電子レンジで蒸したものと薄切りの生のもの、2通りの味を楽しむ。
【焦がしじょうゆソース】をつくる。【A】は混ぜ合わせておく。厚手の鍋を中火で熱して【A】の半量を入れ、鍋の側面と底を耐熱のゴムべらでこそげながら1~2分間煮立たせる。香ばしい香りがたってとろみがついたら、残りの【A】のさらに半量を加え、同様に煮立たせる。これをもう一度繰り返して黒こしょうを加え、香りがたったら生クリームを加える。さらに混ぜながら3分間ほど煮詰め、とろみがついたらブランデーを加え、ひと煮立ちさせて火を止める。
1のサーモンは、出てきた水けを拭き取る。フライパンにオリーブ油大さじ1を中火で熱し、サーモンを皮側を下にして並べ入れ、皮全体に焼き色がついてカリッとするまで焼く。
時々サーモンを持ち上げ、焼き目の薄い部分を油の上にのせ直して焼くと、均一に焼ける。
フライパンの油を拭き取り、オリーブ油大さじ1を足して広げる。3の房を下向きにして並べ入れ、バターを加え、バターが溶けたらスプーンですくってサーモンに回しかけながら焼く。
サーモンは上下を返さず、油とバターをかけながら火を通すと、パサつかず、しっとりと仕上がる。
サーモンの色が変わったら火を止めて上下を返し、反対側も余熱でサッと焼いて取り出す。包丁で皮を丁寧にはがして3~4等分に切る。器に4のソースを適量ずつ敷いてサーモンとカリフラワーを盛り、サーモンの皮とトッピング用のカリフラワー、ちぎったディルをあしらう。
◆杉本さん直伝プロの技!◆
1.サーモンの皮は多めの塩をふって脱水し、カリッと焼く。
2.サーモンの身は熱い油とバターを回しかけて火を通し、しっとりと仕上げる。
3.ソースのしょうゆとみりんはしっかりと煮詰めて香ばしく!
このレシピをつくった人
杉本 雄さん
東京にある名門ホテルの料理長。幼少期から憧れていた同ホテルに20代で入社する。2004年に退社して渡仏。数々の名店で研さんを積んだのち再入社する。2019年、第14代料理長に就任。食のサステナビリティにも積極的に取り組んでいる。
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